防災グッズは数あれど、イザというとき全てを持ち出すワケにはいきません。大荷物を持って避難すると、荷の重さに逃げ切れない可能性も十分にあります。
スムーズに避難するためには防災グッズの選定も必要です。しかし、あれもこれもと悩んでいるうちに「本当に役立つものは何か?」混乱してくる人も多いのではないでしょうか。
そこで、防災グッズを揃えようとする人が悩む傾向にある、以下の疑問をスッキリ解決いたします!
- 揃えておくべき最低限必要な防災グッズは何?
- 何を準備すれば良いの?
- 体一つで逃げるに持っていける最低限の必需品って?
このページでは、最低限これだけは持くべき防災グッズについて被災者が徹底解説します!これから防災グッズを揃えようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
防災グッズを揃えるときの3箇条!最低限必要なものは人それぞれ
最低限揃えておくべきものは何かという質問に対して、実は正解はありません。なぜならば、災害の大きさや世帯数によって必要となるものが違うからです。
一番大切なのは、家族の生活習慣や行動を話し合い、何が必要なのか事前に決めておくこと。例えば、頭痛持ちの家族がいるのであれば頭痛薬は欠かせません。また小さいお子さんがいる家庭であれば、オムツやミルクが絶対に必要になります。
そこで、まずは防災グッズを揃えるときの3箇条を紹介します。何を揃えればいいのか迷ったときは、この3箇条を思い出してくだいね。
その1.荷物はできるだけコンパクトに
まずは、何といってもコンパクトにまとめること。デカい荷物を持って逃げることは大きなリスクを伴います。
震度7の地震では、立っていることも座り続けることさえもできないほどの非常に大きな揺れでした。このような中で、両手いっぱいの荷物を抱え、逃げることができるとは到底思えません。
避難時に必要なことは、両手をフリーにしておくこと。避難中、防災グッズを背負いながらも、誰かの手を繋いで逃げたり、倒れてきた障害物をよけたり、何かに掴まったりできるようにしておけるようにしましょう。
となると、理想的なのはリュック。そして、リュックに入りきるくらいの防災グッズを選定することが大事ということです。
非常用のキャリーケースもありますが、災害で道路が歪んでしまう可能性もあるため、ひっぱって逃げることができないかもしれない・・・ということだけは頭に入れておいてください。
その2.見やすい場所に
持ち出しやすいよう防災グッズは「いつも」「誰もが」見やすい場所に置いておきましょう。
命の危険が迫ったとき「よし!防災グッズを探してから家を出よう!」と冷静に判断できる人がいるでしょうか?東日本大震災時、授乳中だったわたしは乳をしまわないまま家から逃げ出しました・・・。かなり慌てていたと思います。
このように、パニックになったときでもサッと持ち出せるよう玄関やリビング、くつ箱など、出入口近辺に防災グッズを置いておくのが理想的です。
その3.家族みんなで共有する
防災グッズの置き場所は、家族みんなで共有するようにしましょう。
「母親がしまっている」「父親だけが届く高い場所にある」と、持ち出しを家族任せにしてはいけません。いつ誰が家にいる状態で災害が起こるのかわからないのです。もしかして、お子さんだけが家にいるときに被災するかもしれません。
そのため、子供でも背の低い人でも持ち出せるような場所に保管し、保管場所を家族みんなで共有するようにしてください。
【最優先】最低限持ち出したい防災グッズリスト一覧
では、いよいよ最低限持ち出したい防災グッズリストを一覧で紹介します。
このリストは、わたし自身が被災したときに必要だと強く感じたものです。もし東日本大震災発生前に戻れるのであれば「これは持っていたかった!」というアイテムを以下にピックアップしてみました。
- ランタン
- 懐中電灯
- ろうそく(できるだけ太いもの)
- 防水ジャンパー
- 厚手のパーカー
- 下着
- 寝袋
- 厚手の保温シート
- 調理しなくても食べられるもの(カンパン・クッキー)
- 水
- 缶切り
- ドライバー
- 車載用充電器
- ウェットティッシュ
上記のアイテムがどのように役立つのかについて、それぞれ詳しく解説していきます。防災グッズを揃えるときの参考になれば嬉しいです!
灯り系アイテム
- ランタン
- 懐中電灯
- ろうそく(できるだけ太いもの)
まずは何といっても「灯り」系のアイテム。光があれば、夜でも行動できますし、恐怖心も和らぎます。
灯り系アイテムはいくらあっても足りないくらいです。家中が停電したとき、キッチンやリビング、トイレやバスルームそれぞれに置き家中を照らしておくと、家族みんなが安心します。
懐中電灯は「任意の場所を照らすもの」であって、室内を灯すには不十分です。また懐中電灯を持ちながらトイレで用を足すのは相当なテクニックが必要です。
これらのことから、できれば光が強くその場に置けるランタンを用意することおすすめします。ランタンはキャンプ用品としてどこにでも安く売ってますし、乾電池式のタイプを選べば、スイッチひとつで簡単に周囲を照らすことができますよ。
衣類&防寒具
- 防水ジャンパー
- 厚手のパーカー
- 下着
できれば一通り揃えたい衣類ですが、防水ジャンパーがあれば、雨や雪の日の避難にも役立ちます。また、厚手のパーカーなどがあれば、折りたたんで枕代わりにもなるため便利です。
被災して恐怖を感じると、通常よりも寒く感じます。また秋~冬~春先に被災すると暖房をつけることができない可能性があるため、特に寒い思いをするかもしれません。
このことから、防水ジャンパーや厚手の衣類を準備しておくことをおすすめします。心を落ち着かせるためにも、体を温めることを意識していきましょう。
寝具
- 寝袋
- 厚手の保温シート
暖かく眠れるよう、寝袋は必要です。最近の寝袋は敷き用と掛け用がチャックで分離できるため、就寝以外でも防寒具として活用できます。
また寝袋だけだと体が痛くなってしまうので、厚手の保温シートも欲しいところ。厚手の保温シートは、保冷バックのような銀色のシートで、お風呂の蓋のように折り畳み式になっているものもあります。
非常食
- 調理しなくても食べられるもの(カンパン・クッキー)
- 水
- 缶切り
火や道具を使わずに食べられるもの、これ本当に大事です。ライフラインが止まってしまうと、調理すらまともにできませんので、非常食を買うときは電気やガスが使えないときに食べられそうかどうかで検討してみてください。
ただし!缶詰を購入するときは、必ず缶切りもセットで!震災では、缶詰を持っているけれど缶切りがないため「食料はあるのに食べられない」という虚しいことがありました。
缶切りも同時に保管するか、缶切り不要の缶詰を買うようにしてくださいね。
その他アイテム
- ドライバー&ハンマー
- 車載用充電器
- ウェットティッシュ&お尻ふき
その他に必要なアイテムとして、まずはドライバー。修理するためではなく、壊すために必要です。室内に閉じ込められた家族を助けるために、ドライバーでドアノブを取り外したり、カギを壊したりするのに役立ちます。または、家や車の窓を破るようにハンマーなんかもおすすめです。
また、家電製品を壊すためにも役立ちます。例えば洗濯機。最近の家電は、通電時に電源を落としてからじゃないと蓋が開かない仕様なのです。そのため、洗濯中に停電した場合、再度通電するまで洗濯物が取り出せません。
まともに洗濯ができない被災時は、とにかく衣類が不足します。洗濯機の中に入っている衣類がほしい!と思っても蓋があかない・・・なんて家庭がたくさんありました。このようなとき、ドライバーがあれば蓋を取り外し、中の衣類を取り出すことができます。
また、スマホを充電するための車載用充電器も必要です。なぜ車載なのかと言いますと、車は発電機の代わりになるからです。エンジンさえかかれば、スマホの充電も可能となります。近年の車は、車内にUSB差し込み口がついていますので、スマホだけでなくたくさんの機器の充電が可能です。お使いの機器を充電できるコードを保管しておきましょう。
また、水がでない場合に体拭き代わりになるウェットティッシュは重宝します。わたしは震災時に灯油をこぼしてしまいましたが、水が出ないためしばらく灯油くさい身体で被災生活を送ってました。赤ちゃんがいる家庭では、お尻拭きで十分代用可能です。
ウェットティッシュもいくらあっても足りませんので、気持ち大目に準備しておきましょう。
余裕があれば持ち出せるもの
もしも、保管場所に余裕があれば役立つものも紹介します。あくまで「余裕があれば」ですので、生きるか死ぬかギリギリの非常時に無理やりもっていくことは避けましょう。
- 現金
- ラジオ
- 簡易トイレ
- カセットコンロ
- アイマスク
- 紙皿や紙コップ
- トイレットペーパー
上記のものは、全く必要ないというわけではありませんが、緊急時に慌てて持ち出すものではないかなという印象です。確かにあると便利ではありますが、あんな緊迫した状態で、これらを持ってちゃんと逃げれるのか?という思いが強くあります。
まず現金ですが、確かに電気が使えないためキャッシュカードよりは便利です。しかし、被災時は電気も物流も絶えるため、そもそもお店が開いていないという事態になるかもしれません。
またトイレットペーパーは、ウェットティッシュで代用可能です。
さらに、調理器具ですが・・・個人的には調理不要な非常食が便利だと感じました。また、非常食は個別包装されているものが多いため、カセットコンロや紙皿や紙コップなどは、余裕があるときでいいと思います。
防災グッズリストをダウンロードする
内閣府では、非常時にやるべきこと、または非常用持ち出しリストを公開しています。
非常時に持ち出すものだけでなく、普段から持ちあるいていると便利なものが一覧でリストアップされており、大変便利です。
もし、「何から用意すればいいのかわからない」「実際に被災した人の意見が聞きたい」と思う人は、ぜひこちらも参考にしてくださいね。
まとめ:命を守れるグッズを最優先に!
最低限必要な防災グッズを揃えるときは、以下の3点を重視して購入するようにしてください。
- できるだけコンパクトに
- 見やすい場所に
- 家族で共有すること
確かに生活に便利なものは山ほどありますが、すべてを持って逃げ切れるとは思わない方がいいです。とにかく命を守れるものを最優先に準備しましょう。
あれもこれもと悩んでいるうちに、結果何も持ち出せなかった・・・という身内がいます。このページで紹介したことを参考に、家族みんなが使いやすい防災グッズを揃えてみてくださいね。
揃えるべき防災グッズリストをご存知ですか?
このページでは、本当に役立にたつ防災用品14アイテムをピックアップして紹介いたします。これから防災グッズを揃える人も、買い替えを希望している人も、ぜひ下記ページを参考にしてください。