感染症対策の必需品!今さら聞けない次亜塩素酸水の成分や使い方

インフルエンザやコロナ対策などで注目されつつある「次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)」。カラダに優しくいと言われる次亜塩素酸水の成分や使い方をきちんと理解している人は、そんなに多くはありません。

そこで今回は、次亜塩素酸水の成分や使い方についてわかりやすく解説いたします。感染症対策に次亜塩素酸水の使用をご検討中の人は、ぜひ当ページを参考にしてください。

次亜塩素酸水とは

次亜塩素酸水とは、簡単にいうと「わたしたちの体内で生成されている免疫成分」と同等の成分がある水溶液のこと。アルコール消毒より殺菌力が高く、介護施設や学校、ペットショップなど様々な施設で活用されています。

次亜塩素酸水は効果がないって本当?

4/10に政府が「次亜塩素酸水の効果については確認されていない」との発表がありましたが、すでに厚生労働省にて有効性は立証されているようです。一部抜粋します。

わが国では平成14年6月に食品添加物として指定されており、使用基準及び成分規格が定められている。培養した大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、レンサ球菌、枯草菌、カンジダ、黒コウジカビの各種微生物を、微酸性次亜塩素酸水(pH5.2、有効塩素濃度 57mg/kg)に添加し、経時的に生菌数を測定し、殺菌効果を検討したところ、枯草菌以外の微生物に関しては、1分でほとんどが死滅した。枯草菌については、接触 3 分後にほとんどが死滅した。

参考 厚生労働省「次亜塩素酸水」より抜粋

マスクのみならずアルコール消毒が不足している今、このような報道で「じゃあ感染症対策はどうしたらいいの?」と不安を感じる人からお問い合わせもありました。

あくまで「政府が確認していない」だけであって、効果が完全否定されたわけではありません。すでに次亜塩素酸水を購入されている人は、過剰に不安にならなくても大丈夫です。現在でも、次亜塩素酸水を配布している自治体もあれば、介護施設や飲食店などでも多く使われています。

自治体が偽物の除菌水を配布しているわけではありません。お手元にある商品は、ご安心してご活用ください。

成分について

次亜塩素酸水の成分は、「水」と「精製塩」のみ。塩素と名前に入っていますが、キッチンハイターなどで使用されている亜塩素酸ナトリウムは使用されていません。

キッチンハイターの主成分である亜塩素酸ナトリウムと名前が似ているため、間違えてしまう人も多いのですが、全くの別物だと捉えてください。亜塩素酸ナトリウムは、刺激成分が強いため「劇薬指定」されているものになります。

話を戻しますが、次亜塩素酸水は単なる水と塩なのに、こんなにも殺菌成分が強いのはなぜなのでしょうか。

次亜塩素酸水には、塩素ラジカルというウイルスの電子を奪う作用があります。電子を奪われたウイルスは不安定な状態となり、自身を保つことができなくなるのです。形を崩したウイルスは、細胞組織が壊され人の身体や物に付着することができなくなります。これが、次亜塩素酸水の殺菌効果のシステムです。

ちなみに、次亜塩素酸水をウイルスにふりかけると5分で不活性化。細菌に至っては、わずか1分で死滅させる効果が立証されています。

次亜塩素酸水の使い方

一般的に、次亜塩素酸水は以下のような使い道があります。一例を紹介しますので、参考にしてください。

ウイルス対策として除菌水に

次亜塩素酸水はウイルスや細菌の殺菌効果があると立証されています。次亜塩素酸水を消毒液代わりに使用するケースも。次亜塩素酸水の殺菌効果については、厚生労働省のウェブサイトで以下のように記載しています。

培養した大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、レンサ球菌、枯草菌、カンジダ、黒コウジカビの各種微生物を、微酸性次亜塩素酸水(pH5.2、有効塩素濃度57mg/kg)に添加し、経時的に生菌数を測定し、殺菌効果を検討したところ、枯草菌以外の微生物に関しては、1分でほとんどが死滅した。枯草菌については、接触 3 分後にほとんどが死滅した。

まとめると、感染が心配されるウイルスや悪臭を発生させる細菌に効果があるということ。しかも、わずか1~3分ていどで死滅させることができるため、かなり強力な殺菌効果があることがわかります。

加湿器に入れてアレルゲン対策に

次亜塩素酸は金属に影響を与えにくい水溶液。加湿器に次亜塩素酸の原液を希釈して投入し、空気中を除菌することも可能です。

次亜塩素酸は、空気中のアレルゲンを不活性化させる効果があります。不活性化とは、活動できない状況にすること。いわゆる死滅させることを指します。つまり、次亜塩素酸を活用することで、アレルゲン物質を死滅させることができます。

ただし、機種によっては次亜塩素酸を投入すると不具合が生じるものもあるため、使用する前には取扱説明書をよく読みましょう。また、次亜塩素酸を投入することで加湿器のタンク内を除菌することも可能です。

室内の除菌と消臭対策に

次亜塩素酸は臭気を放つ細菌にも効果を発揮します。臭いは発生するのは大量の細菌が増殖していることが原因。そもそも臭いを放つ細菌を抑え込めば、汗や靴下、生ゴミだってイヤな臭いはしないのです。

次亜塩素酸は大腸菌やトリメチルアミン、硫化水素などの臭いを放つ細菌にも作用します。そのため、臭いの元に振りかければ、悪臭の原因となっている細菌を99%死滅させることができます。吐しゃ物や生ゴミ、脱ぎたての靴下や加齢臭など、様々な細菌に効果があると言われています。

うがい薬で歯周病対策に

歯周病や口臭を発生させる細菌にも効果があるとして、殺菌用うがい薬として使用している歯科医院もあります。

次亜塩素酸にはたんぱく質を分解し洗浄する特徴があり、ブラシが届きにくい歯周ポケット内を強力殺菌してくれる役割も。歯石を除去したあとに、虫歯防止として次亜塩素酸水でうがいをしたり、ホームケア用として配布したりなど、次亜塩素酸水を活用している歯医者さんも少なくありません。

食器や食品洗浄用に

次亜塩素酸水は、刺激性がない殺菌剤。また残留性がないため、水ですすげばすぐに流れ落ちます。そのため適切な濃度を守れば、赤ちゃんや高齢者、皮膚の弱い人でも使用可能です。

厚生労働省が行った次亜塩素酸水の実験によると、ホウレンソウを次亜塩素酸水で洗ったあとに有毒性を検証した結果、残留性が低いことが証明されています。次亜塩素酸水は水ですぐに流れ落ちてしまうということです。

つまりは、次亜塩素酸水で食べ物を消毒しても水道水ですすぎ洗いすれば、問題なく食べられます。また次亜塩素酸水を使用してもビタミンCのような栄養成分が破壊されないということもわかっています。

また、食べ物にも使用できるほど低刺激成分なので、哺乳瓶の消毒にも使えます。

次亜塩素酸水の作り方について

次亜塩素酸水は原液または希釈済のものが販売されています。希釈したものは購入後、そのまま使用できますが、原液で購入した場合は用途に応じて水道水で希釈しなければいけません。

ちなみに次亜塩素酸水とは、水と精製塩を電気分解して作られた水溶液です。電圧をかけて化学分解しなければならず、水と塩を混ぜれば出来るわけではないという点にだけご注意ください。

希釈の目安

次亜塩素酸水には「ppm(パーツ・パー・ミリオン)」という濃度の割合を示す単位を用います。ppmは高いほど濃度が高く効果的ではありますが、人体にとって刺激が強くなるため注意が必要です。一般的には50ppmが人体に使用しても安全と言われている濃度。そのため、次亜塩素酸水は50ppmを目安に希釈してください。例えば、100ppm次亜塩素酸水を100ml購入した場合は、同じ量の100mlの水道水で希釈することになります。

用途に合わせた希釈量

次亜塩素酸水の適切なppm濃度は、以下の通り。目的別に紹介していきます。

用途 推奨濃度
吐しゃ物の殺菌用 400ppm
ウイルスや細菌の除菌 200ppm
消臭用 100ppm
うがい用 50ppm
空気洗浄用 50ppm

人体に害のない濃度は50ppmですが、滅菌用として使用するためにはある程度の濃度が必要です。

一般的に、家庭用として販売されている電解次亜塩素酸水は400ppmがマックスの濃度。ノロウイルスやインフルエンザ等の除菌に使用したいのであれば、原液のまま吐しゃ物や室内に使用し、人体に直接ふりかける消毒液として使用したいのであれば50~100程度が理想の値です。上記の表を参考に使用してください。

次亜塩素酸水を利用するときの注意点

次亜塩素酸水は、医薬品ではなく食品添加物です。よって、次亜塩素酸水は病気やケガを治療するために使用するためのものではなく、あくまで「人に害を及ぼさない安全性が確認されているもの」という考え方になります。

食品添加物と医薬品の違いは、以下の通り。

食品添加物 人の健康を損なわない安全性が確認されたもの、保存料や甘味料、着色料など。
医薬品 病院で医師が診断し、薬剤師が調剤する薬のこと。

つまりは、除菌効果はあるけれど、感染した病気を治すための薬品ではないという点にだけ注意が必要です。食品添加物とは、健康補助食品等のような立ち位置。医師が治療薬として処方する薬ではないのです。

そのため、医薬品ではないため「インフルエンザを治します」「コロナを治療します」という謳い文句で販売している次亜塩素酸水販売業者には、くれぐれも注意してください。

まとめ

水と塩を電気分解して作られた次亜塩素酸水は、ウイルスや細菌を死滅させる効果が立証されています。ただし、人体に使用していい濃度は50~100ppmほど。このページで紹介した濃度表を参考に、目的に合わせて希釈してみてください。

コロナウイルスの感染症が懸念されている、今日。アルコール消毒液が不足し、家族の健康を守ることが難しくなっています。ここで紹介してきた電解次亜塩素酸水は、安全性が確認されている水溶液です。消毒液が入手しにくいときは、電解次亜塩素酸水を活用することも検討してみてください。

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