普段は、風邪の延長線上に捉えられがちなところもある「感染症」ですが、一旦パンデミック(感染爆発)にまで発展すると、場合によっては台風や地震以上の被害が発生することもあります。
ここでは防災としての感染症対策について、感染症の基礎知識や感染を防ぐ方法、感染症対策におすすめのグッズなどから紹介していきます。
感染症に備えるための基礎知識
感染症に備えるためには、まず感染症とは一体どういったものなのかを把握しておく必要があります。
感染症の主要な原因といわれているのが、ウィルスや細菌といった微小生物です。ウィルスや細菌は体内に入り込むとそこを住みかに増殖し、その影響として人体に発熱や下痢、咳などの症状を引き起こします。そうした「ウィルスや細菌が引き起こす病気」のことを総称して感染症と呼ぶのです。
どうやって感染拡大するの?
ウィルスや細菌は空気や飛沫、飲食物、粘膜などを通すことで感染し、それと共に感染症も広がっていきます。感染症の中には人から人へと移るものと、その他動物から人へ移るものがあり、前者で有名なものとしてはインフルエンザやHIVウィルスなどが、後者で有名なものとしては破傷風や日本脳炎などが挙げられます。
感染すると必ず発病するの?
ウィルスや細菌に感染したとしても必ず症状が発生するわけではなく、感染したことに気付かないまま治癒することも珍しくはありません。しかしその一方で、症状が出るとなかなか治癒しないようなケースも存在し、場合によっては命を脅かしたり、重篤な後遺症を残したりすることもあります。
感染症を防ぐための4つの方法
感染症の被害を防ぐためにはウィルスや細菌を体内に入れないようにすること、また感染したとしても大事に至らないように準備しておくが大切です。そのための方策としては以下のようなものが挙げられます。
- 感染症が流行したら外出を控える
- 帰宅後のうがい手洗い
- こまめな消毒
- 予防接種
感染症が流行したら外出を控える
外出を控えることは、感染症を予防する上で最も効果的といえる方法です。いわゆるパンデミックを引き起こすようなウィルス・細菌は、そのほとんどが空気中を漂って感染するものであり、外出しないことで、体内に取り入れるウィルスや細菌を最小限に抑えることができます。
帰宅後のうがい手洗い
やむを得ず外出をしなければならないような場合は、帰宅後のうがい手洗いを徹底することで、感染症のリスクを大幅に低減することができます。うがいについては、喉に付着したウィルス・細菌を直接的に洗い流せるほか、のどの繊毛運動(のどにある細かい毛が異物を除去するはたらき)を活性化させる効果が期待できます。
こまめな消毒
また手洗いについては、手に付着したウィルス・細菌を洗い流すことで、目などを擦った際に起こる粘膜感染や、手に取った食べ物にウィルス・細菌が付着して発生する経口感染を予防することができます。
予防接種
こまめな消毒も感染症のリスクを低減する上で非常に有効です。うがい手洗いと同じく人体に付着したウィルス・細菌の除去が期待できるほか、手すりや調理器具などを消毒しておくことで、より根本的な感染対策を行うことができます。
また万が一、ウィルス・細菌に感染してしまった場合でも、予め予防接種を受けておくことで被害を最低限に抑えることが可能です。特にインフルエンザについては、予防接種を受けておくことで60%程度、発病リスクが下がるという研究結果が出ています(平成28年度 厚生労働科学研究費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)調べより)。
感染症対策に欠かせないおすすめのグッズ
マスク
感染症対策グッズとして、最も代表的なものといえるのがマスクです。
ウィルス・細菌感染の中でも大きな比重を占めているのが空気感染と飛沫感染であり、マスクを装着することにより、それら感染リスクを大幅に低減させることが期待できます。また自分がウィルス・細菌に感染していた場合でも、マスクを装着しておくことで、他人に感染させてしまう可能性を減らすことができます。
消毒液
もう一つ、感染症対策で重要な位置を占めるグッズが消毒液です。
先にも述べたように、こまめな消毒を行うことで体内にウィルス・細菌を入れない環境を作ることが期待できます。ウィルス・細菌の消毒には、エタノール濃度が70%以上の消毒液が有効とされています。そのため感染症予防で消毒液を用意する際は、エタノール濃度をよく確認してから購入すると良いでしょう。
また直接的な感染症対策グッズではありませんが、「自宅で楽しむためのアイテム」は感染症対策をする際、非常に重要といえます。
ストレス解消グッズ
実は感染症が流行し家に閉じこもらなければならない状況になった時、一番重要ともいえるのが「閉じこもることによって発生するストレス対策」なのです。特に普段からよく外出するような人にとって、家に閉じこもりっぱなしになることは、計り知れないストレスとなります。長期にわたって外出を控えなければならないような場合は、本やゲームなど、自宅でも楽しめるアイテムを用意しておき、ストレスを最小限に抑えられるようにしましょう。
感染症対策は日ごろから行うべき
日頃から感染症対策をしておくことで、パンデミックが発生しても慌てずに済む 実際にパンデミックが発生すると、マスクや消毒液などの消耗品は、品薄になることが予想されます。
普段からの感染症対策として、そうしたグッズを多めに常備しておくことで、いざパンデミックが発生しても慌てずに行動することができます。また自分が感染症にかかってしまわないためにも、うがい手洗いをする、感染症の季節には予防接種を受けるようにするといった行動を、日頃から習慣付けておくことが大切です。
感染症対策に役立つ「次亜塩素酸水ジーア」
私はコロナウイルス騒動時に、ようやく電解次亜塩素酸水を見つけ購入することができました。この次亜塩素酸水を100円ショップで購入したスプレーボトルに入替えて、必ず持ち歩くようにしています。
次亜塩素酸水を使うことで、感染症騒動時に家族の安心した笑顔をみることができました。アルコール消毒のみならずマスクやティッシュなど、たくさんの衛生用品が不足する中、次亜塩素酸水を通常通りに購入できて、本当に助かりました!考えたくないことですが、感染症騒動はまた再燃するかもしれません…。家族の笑顔を曇らせないよう、これからもウイルス対策のために用意してあげてください。