いざというときに女性用が持つべきおすすめの防災グッズには何があるのでしょうか。

ひとことで「女性用」とは言っても、単身者とお子さんがいる女性とでは、必要なアイテムが違ってきますよね。そこで本記事では、女性用の防災グッズについて、単身者用と家族用とに分けてそれぞれ詳しく紹介していきます。たくさんの防災グッズの中から、女性に必要なアイテムを紹介しますので参考にしてくださいね。

持ち歩き用の防災グッズ

持ち歩き用とは、普段使いのバッグに入れて、日常的に携帯しておくアイテムのこと。もしも外出中に災害が起きて、自宅や避難所に移動するときに使うことを想定して準備します。そのため、いつどんなときに災害に巻き込まれても対応できるよう、イザというときのことも考慮しておくべきです。いつも持ち歩いているポーチに「少し足して」防災ポーチを作るのがおすすめ。

生理用品

女性にとって、必要な生理用品。災害発生後、ドラッグストアが開いているとは限りません。頻繁にトイレに行けないことも考えて「多い日の夜用」など、吸収力が高いナプキンやタンポンを用意しましょう。
   

ナプキンの消費期限と保管について

災害はいつ発生するかわかりませんから、防災用として長期間ナプキンをバッグに入れっぱなしになってしまうこともあります。しかし、長期間保管しても性能に差し支えはないのでしょうか。一般的にナプキンに消費期限は設定されていませんが、メーカーではナプキンは3年以内を目安に使うことをすすめています。製造年月日は以下のように製品表示されていますので、ご確認ください。

製造年月日の表示例:8桁数字20××(年)××(月)××(日)

 

保管方法について

ナプキンは「ほこり」「湿気」「直射日光」に弱い製品です。これらの条件を避けて保管してください。開封後はなるべく早く使い切り、匂いの強い物のそばには置かないことが重要です。

ショーツ

 普段からサニタリーショーツを使用している人は用意しておくと安心です。 
 使い捨てショーツは、かさ張らないのでおすすめです。

スキンケア

1~2回分の使い切りタイプが衛生的です。
 
 クレンジング 洗顔 化粧水 乳液など
リップクリーム
保湿クリーム(できれば全身使えるもの)
ヘアゴム、ヘアクリップなど

ビニール袋

 中が透けない白色など 持ち手のあるもの
用意できれば、外に匂いが出ない防臭効果のあるもの

携帯用ミニトイレ

 小さな子供を連れていても、いざという時に安心です。

保管用の防災グッズ

 水道が止まることも考えて、いざという時に困らないように用意しておきましょう。

生理用品・衛生用品

女性にとって、身体のケアや清潔な下着を身に着けることは、外陰炎や膀胱炎などを予防するためにも大切です。
 

生理用ナプキン

環境の変化で周期が不規になることがあります。未開封のほうが保管しやすいですが、最低
2周期分は用意しましょう。

パンティライナー

頻繁にショーツを替えられない時は、パンティライナーを取り替えて清潔を保ちます。

衛生用品(おむつ、吸水ナプキンなどは必要に応じて)

災害時には、仮設トイレなどがすぐに使えない場合もあるので、お試し用を用意しておくのも
おすすめです。
 

 ビデ、ウォシュレット(必要に応じて)

携帯用の使い捨てタイプも販売されています。
 

下着

カップ付きインナー
下着っぽく見えるものは避けて、黒やグレーなどあまり目立たない色がおすすめです。 

ショーツ

 普段使用しているサイズや素材を用意しましょう。頻繁に洗濯できないこともあるので、使い捨てショーツを多めに用意しておくのもおすすめです。
  

洗面道具

 クレンジングと化粧水が兼用できるシートが便利です。メイクをしなくても日焼け止めを落とす
ときにも使えます。

簡易トイレ

 断水に備えて用意します。いろいろな種類が販売されているので、口コミも参考になります。

ポンチョ

 雨除け以外に、避難所での着替えやトイレで使うことも考えて、透けない厚手のものがあると
いいでしょう。

一人暮らしの女性におすすめの防災グッズ

災害時の連絡手段

一人暮らしの女性は、家族が近くにいないため連絡手段を確保しておくことが大切です。災害時は多くの人が一斉に安否確認をするため電話回線が混雑します。事前に確認方法を決めて、回線が通じない場合も想定して複数の連絡手段を用意します。

・災害用伝言ダイヤル171、災害用伝言版web171
・SNS(フェイスブック・ツイッター・LINEなど)
・ショートメール

SNSを使うときの注意点

災害直後は混乱を煽るような、デマや不確かな情報が広まることがあります。受け取った情報が信頼できるものか必ず確認します。
 

災害時に役立つアプリ

自治体の防災アプリ、災害情報アプリ、位置情報発信アプリなど、いざという時に役立つものをダウンロードしておきます。

避難場所の確保

災害時の避難先として、住居の被害が少なく住むことが可能な場合は、「在宅避難」という方法も
あります。避難所は、あらかじめ確認しておき、被災後にどこで過ごすのか、判断するポイントを考えておくことが大切です。
 

その他のアイテム

防犯ブザー
防犯以外に、災害で閉じ込められた時など、自分の居場所を知らせるアイテムとしても使うことができます。防犯ブザーにホイッスルがついているものなど、いろいろな種類があります。

小さいお子さんがいる場合の防災グッズ

基本的には、いつものママバッグの中身を何日分か揃えます。肌着などの身に着けるものは、防災用としてしまい込まずに、普段のものを洗い替えしながら用意しておきます。

  • 哺乳瓶

  • 洗えない場合もあるので使い捨てタイプもおすすめです。コスパは悪いですが、衛生面を考える
    と用意しておきたいアイテムです。

  • 母乳パッド 授乳ケープ
  • 抱っこひも おんぶひも
  • 小さいお子さんがいる場合は、自分のことを後回しにしがちですが、女性用の防災グッズもしっかり用意してくださいね。

    まとめ

    防災グッズを一度に用意するのが大変なときは、持ち歩き用の防災グッズから揃えるのがおすすめです。旅行に出かける時も、そのまま持っていくことができるので、一つあると便利です。他に必要なものは、少しずつ用意していきましょう。せっかく「揃えたのに使わなかった」ことが、一番の幸せです。“備えあれ”ば憂いなし。

    揃えるべき防災グッズリストをご存知ですか?

    災害用品をやみくもに買い集めても、使わないまま使用期限が過ぎてしまうことも。災害用品は、本当に必要なものや役立つものだけを用意していきましょう。
    このページでは、本当に役立にたつ防災用品14アイテムをピックアップして紹介いたします。これから防災グッズを揃える人も、買い替えを希望している人も、ぜひ下記ページを参考にしてください。