このページで紹介するのは、その防災グッズ本当に使えるのか確認するために、用品を揃えるときの注意点3つとチェック方法!これから防災グッズを揃えようと考えている人は、ぜひ参考にしてください!
防災グッズを揃えるときの注意点とポイント
災害時に「さあ使うぞ!」と防災グッズを用意したものの「あれ?使えない」ということになっては、防災の意味がないですよね。
まずは、そもそもその防災グッズが本当に必要なのかを再確認してみましょう。
防災グッズを揃える理由を再確認
防災グッズは、揃えたら終わりではありません。正しく使えること、そして役に立つものであることが絶対条件です。
そのため、防災グッズを揃えるときや揃えた後は、以下の3つのことに注意してみてください。
- 本体だけで「可動するのか」
- 消費期限はいつまでか
- そもそも本当に必要なのか
それでは、防災グッズを揃えるときに注意すべき点について詳しくみていきましょう。
注意点1.本体だけで「可動するのか」要注意!
防災グッズの中には、本体だけで動かないものがあります。
例えば、カセットコンロはガスボンベがないと火を付けることができません。また懐中電灯やランタンの中には乾電池がないと灯りがつかないものがありますよね。
このように、燃料がないと動かないものは、本体とセットで購入し保管しておきましょう、また被災生活が数日間~数週間続くことも考え、予備のガスボンベや乾電池も用意しておくと安心です。
持ち運びが難しいものは、家の中の頑丈なケースに置いておき、避難後に取りに戻ってきてもいいのですから。
注意点2.消費期限に要注意!
防災グッズの消費期限に注意しましょう。
特に注意すべきは、非常食と乾電池。消費期限が長いものに限って、期限切れに気づかず劣化が進んでいるなんてことも。
冒頭でも紹介しましたが、乾電池を長期的に保管した結果、液漏れして電池ケースが白い粉だらけになったのですぐに捨てました。後でわかったんですが、この白い粉は手で触ると化学やけどを起こすそうです。触ってしまいましたが、幸いにも何も起きませんでした。
防災グッズの中で、意外と消費期限を気にせずに使用できるのは「水」です。
もちろん飲用としては使えませんが、体を洗ったり排泄物を流したり洗濯したりするのに使えます!水は消費期限が過ぎても、かなり役立ちますので、多少期限が過ぎてしまっても捨てずに活用しましょう。
注意点3.本当に必要かどうか確認する!
防災グッズの中には、一見必要に感じるけれど意外と役に立たないものがいくつかあります。
例えば、サイズアップした服。衣類の中身をチェックしておかないと、いつの間にか着れなくなっていたなんてことも。それ以外にも、これまで紹介してきたように、消費期限が切れた非常食や燃料がないコンロ、劣化した電池など、様々です。
用意した防災グッズが本当に使えるのか、または必要なのか定期的に点検するようにしましょう。
防災グッズを自作するときの注意点5つ
有事に際に使える防災グッズをまとめて買える「防災セット」は、一から準備する必要がないため大変便利な商品です。
しかし、防災セットの中には「自分が使いたいものじゃない」「他に用意しておきたいものがある」など、使いにくさを感じてしまう人もいるのではいでしょうか。このような場合は、防災グッズを個別に購入し、自分好みにカスタマイズすることも可能です。
ただし、購入費用や設置費用にお金がかかってしまう可能性もあります。設置前に本当にコスパはいいのか購入費用や設置費用を考えてみましょう。
ただし、防災グッズを自作するときにも、いくつか注意しておきたいことがあります。ここからは防災グッズを自作するときの注意点について解説いたします。
できるだけ無駄を省く
防災グッズセットをつくるときは、できるだけコンパクトに詰めることを意識しましょう。
例えば、水や非常食、ランタンやウェットティッシュなど、命の維持に欠かせないものを選ぶと無駄を省けます。コンロやテントなどは確かに便利ですが、持って逃げるには重いく避難時には邪魔になる可能性が高いです。
詰めるものは、「便利なもの」ではなく「生き延びるためのもの」を選定してください。
両手を塞がないものを選ぶ
また、防災セットを入れる袋は「両手がフリーになること」を意識します。手にもって逃げることは容易ではありません。
例えば、目の前に逃げ遅れた子どもがいた場合、子供と荷物を持って逃げられますか?足を負傷した家族がいた場合、荷物と家族を抱えられますか?
万が一のことがあった場合、両手は必ずフリーにしておくこ必要があります。背負うか肩にかけられるような、リュックタイプかショルダーバッグがおすすめです。
持ち出し用と後で取りに来るものを選定する
防災セットは「持ち出し用」と「普段用」もし余裕があれば「保管(後で取りに来る)用」を作っておくと便利です。
持ち出し用は、その日生きるために必要なもので、できるだけコンパクトにしておくと避難しやすくなります。家族に持病のある人がいれば、薬は余分に用意しておきましょう。
また後で取りに来る用としては、数日間生活する用品のため、少し大きくなっても構いません。ただし、災害によっては家が倒壊したり水に流されてしまったりすることもあるため、後で取りに来る用はできれば地下収納や頑丈な容器に保管しておきましょう。
防災セットは1人1つずつ!各自自分で持てるように
防災セットは、家族の人数分作っておきましょう。「夫・妻・子」という家族構成であれば、それぞれの分を作ると便利です。
このように当然、家族によって体の大きさは違いますから、バッグの大きさもバラバラで構いません。体の小さいお子さんは、水と食料だけでもいいのです。わが家も子供が2人いますが、可愛いリュックやキーホルダーをつけてあげると喜んで持ってくれます。
ただし、家族が離れ離れになることも想定して、必要最低限の防災グッズはそれぞれに詰めてあげてください。
定期的にメンテナンスを行う
買いそろえた防災セットをメンテナンスを定期的に行い、消費期限切れや劣化がないか確認しましょう。
市販の防災グッズセットは、基本的に消費期限が長いものが梱包されていますが、自作セットの場合は消費期限を確認し忘れることがあるため、要注意です。
また、消費期限の短いものは価格が安い傾向があるため、安さを重視すると「期限が半年しかなかった」という可能性も十分にあります。
購入後、2~3カ月に1回は定期的にメンテナンスを行ってみてください。メンテナンスのタイミングを忘れそうなときは、防災グッズの表面に商品の消費期限を書き出して貼っておくか、年間カレンダーに書いておくと便利です。
その防災グッズは本当に使える?使用感チェックリスト
防災グッズの注意点は、もうひとつあります。それは「実際に使ってみて使えるかどうか」です。
実際に使用してみて「自分が使いやすいか」「保管に適しているのか」確認してみることも大切です。ここからは、保管や使用したときに起こりやすい注意点を紹介します。
こんなことが起こりうるかもしれないということを頭に入れておいてもらえると嬉しいです。
カセットガスボンベは保管方法に注意!
カセットコンロに必要なボンベは、正しく保管しないと爆発の危険性があります。
- 40度を超える場所に置かない(車内など)
- 直射日光の当たる場所に置かない
ガスボンベは、ボンベ自体が劣化や破損しなければ10~20年間保管できる優れモノです。しかし、高温多湿になる場所に保管してはいけません。つまり、車内、洗面所、キッチンは保管に不向きなのです。
おすすめの場所は、床下収納や納戸、クローゼットです。正しく保管すれば、かなり役立ちますので、保管場所を見直してみてください。
液漏れしやすい電池に注意!
電池にも消費期限があります。電池の下部や梱包している紙に記載してありますので、確認してみてください。
ちなみに乾電池の消費期限は、3~10年です。メーカーによっても異なりますが、マンガン電池は3年、アルカリ電池は10年持ちます。
電池は期限切れを起こすと徐々に劣化が始まり、中から電解液という人体に害がある液が漏れてきます。乾燥すると白くザラザラしてきますが、絶対に素手で触らないようにしてください。
乾電池からもれ出した液体の対応はどうしたら良いでしょうか?
アルカリ乾電池やオキシライド乾電池の電解液は、水溶性の水酸化カリウムで、非常に強いアルカリ性です。
電解液が乾燥して粉状になっている場合は、防水性の手袋をはめて粉を丁寧に除去してください。その時、粉が飛散して目に入ると失明の危険性が有るため、保護メガネなどをはめて行ってください。粉が除去できれば、上記同様に水を多く含んだ雑巾などで表面を清掃してください。
パナソニックの公式サイトによると、失明の危険性もあるようです。(ちなみに私は素手で触ってしまいました・・・危険でした)
充電時間に要注意!
携帯電話は、安否確認や災害状況を確認するために便利です。そのため、充電器の存在は欠かせませんが、充電器を用意するときは「フル充電までのどのくらいの時間がかかるか」確認してから準備してください。
車載用充電器があれば、電気が止まっていても車さえ動けば充電可能です。しかし、ガソリンにも限りがあるため、充電のためにエンジンを点けっぱなしというわけにもいきません。また、避難所では多くの人が充電してくるため、時間も限られています。
そのため、できれば短期間でフル充電できる「電流の最大出力が高い充電器」を選びましょう。また、今後スマホ等を買い替えるときは、急速充電に適しているものを購入することをおすすめします。
まとめ:「保管の方法」「消費期限」「使いやすさ」重視
防災グッズは、「保管の方法」「消費期限」「使いやすさ」を考えながら用意することが大切です。自分たちが使いやすいよう、お気に入りのショップから防災グッズを購入するときは、この「保管の方法」「消費期限」「使いやすさ」を重視して購入してください。
もし、予算的に余裕があるのであれば、はじめからこの3つが用意されている「防災セット」の購入を検討するのもおすすめです。長い目でみたときに、どちらがお得になるのか再検討し、自分たちが使いやすいものを選ぶといいでしょう。
揃えるべき防災グッズリストをご存知ですか?
このページでは、本当に役立にたつ防災用品14アイテムをピックアップして紹介いたします。これから防災グッズを揃える人も、買い替えを希望している人も、ぜひ下記ページを参考にしてください。