地震大国である日本に生活する上で、保険は日常生活を取り戻す準備に欠かすことができません。

しかし、このような保険がどこまで適用されるのかを把握しきれない方も少なくはないでしょう。例えば、熱帯魚を飼っている場合、地震が起きたらアクアリウム水槽から水漏れを発生する危険があります。このような事態は、保険金の対象になるのかを解説していきましょう。

水槽が破損し水漏れしたら保険金はおりる?

結論から言うと、水槽が破損してしまった場合に保険金がおりるかどうかはその原因と理由に大きく左右されます。

保険にもさまざまな種類があり、原因によって補償の対象となる保険もまた変わることもあります。つまり、加入している保険が、水漏れの原因となる事態に備えていなければ、保険金が補償されないこともあり得るのです。1つの保険で対応できる事故は限られています。

まずは、自身が入っている保険がどこまで補償してくれるかを確認してみましょう。補償の範囲を確認しておくことが、万が一の事態に備えるコツです。そして、アクアリウム水槽から発生した水漏れの原因が何によるものかを確認しておかなければなりません。

【ケース別】水濡れ補償と適用となる保険の種類

水濡れ事故が発生した場合に、考えるべきは「どのような経緯で水漏れが発生したか」です。そして、水漏れした原因によって、適用となる保険が異なるので、注意が必要です。

ここからは、どのような水濡れ事故がどんな保険が適用となるのか、ケース別にご紹介していきます。

地震が原因で水槽が水漏れした場合は「地震保険」

地震保険は名前の通り、地震によって引き起こされた事態に対応するための保険です。

地震保険の対象は、居住用の建物及び家財と定められています。家財というのは、家具や家電製品のことを指しており、水槽も家財にあたります。地震保険に入るためには、火災保険に入っていることが前提となるので注意しておきましょう。地震保険でどのくらい補償されるかというと、火災保険のおおよそ30%から50%の保険金がおりるとされています。ただし、建物であれば5,000万円、家財であれば1,000万円の限度もあります。また、破損の程度によって支給される金額も変わるため、念入りに確認することが重要です。

不注意などが原因で水槽が水漏れした場合は「火災保険」

火災保険とは、住居が火災による被害に遭った場合、損害を補償する保険です。

火災保険という呼び名となっていますが、多くは落雷や破裂・爆発によって引き起こされた損害も補償の対象になります。

もし、うっかり水槽を倒してしまったときには、この火災保険が補償の対象となりえます。地震では直接破損しなかったものの、家を整理している際にぶつかることもあるかもしれません。火災保険というと、火事が発生したときに対応している保険であると一般的には認識されていますが、こういった日常生活の事故にもしっかりと対応している保険なのです。

地震保険に入る条件が火災保険の加入であるため、たとえ水漏れの直接の原因が地震でなかったとしても、基本的には保険がおりると考えていいでしょう。火災保険は任意保険ですが、日常生活において最も優先して加入すべき保険といえます。

水槽の水が階下に行った場合の賠償は「個人賠償責任保険」

個人賠償責任保険は、普段の生活において他人にけがや、他人の物を壊してしまった時にその損害を補償する保険です。

例えば、アパートの2階に住んでいる場合、水漏れを起こすと階下の住人の生活に大きなダメージを与えてしまうでしょう。その際には、賠償問題に発展する恐れもあります。そのような状況に備えて、個人賠償責任保険が存在しています。

ただし、個人賠償責任保険の対象はあくまでアパート等の借家です。持ち家を共有して1階と2階にそれぞれ分かれて暮らしていたら、当該保険の対象にはならないので気をつけなければなりません。また、揉め事が起こったときは、保険会社が仲介に入るサービスも行っているので、加入すればそのような事態にも対応することができます。

水漏れ補償付きの地震保険に加入するときの注意点

地震保険を中心にさまざまな保険を紹介してみましたが、加入する際にはいくつかの注意すべき事項があります。

地震保険のほかに家財保険特約も加入する

その事項の1つ目が、地震保険のみの加入では、家財道具が補償されないということです。地震保険はあくまで地震による被害に対する保険になります。仮に地震が原因で水槽が破損したとしても、その水槽を個別に補償するものではありません。そのあたりをしっかりと確認した上で、地震保険に加えて家財保険特約にも加入することが求められます。

家財保険特約にはさまざまなプランが一般的に設けられています。プランの中には、水漏れに対応していないものもあるので、選択するときは十分に注意しましょう。地震保険や火災保険等のオプションとして付いてくることもあるので、保険会社と上手く確認しておくことが大切です。特に、上手くプランを考えていけば、保険に加入するにあたって割引き制度が適用されることもあります。家財保険特約にも加入することで、より安心した生活を送れるようになるのです。

賃貸住宅の場合規約に違反していると別な賠償が発生する可能性も

次に2つ目が、いくら非常事態の被害に遭ったとしても、規約違反が見られれば別に賠償金が発生する可能性もあるということです。特に、ペットの飼育を禁止する規約の違反が問題視されています。賃貸住宅の中には、熱帯魚を飼うことすら許されていないところもあるでしょう。このような規約に違反すれば、当然、住人側の責任を問われるようになります。基本的には、損害賠償として持ち主にお金を支払わなければなりません。

無論、こういった規約違反による損害賠償は、これまで挙げた保険の対象にはなり得ないでしょう。いくら水漏れの原因が地震によるものだったとしても、そもそも熱帯魚を飼わなければ、水漏れは防げていたからです。そのため、保険の加入を見直す前に、賃貸住宅における規約を確認することが優先事項といえます。犬や猫とは違って、熱帯魚はただ飼うだけであれば、騒音や糞尿による汚れは心配することがないかもしれません。ただし、誰もが予想し得ない事態というものは常に起こるものです。熱帯魚くらいと安易に考えることを避け、家主と交わしたルールをしっかりと守りましょう。

まとめ

  • 保険には、さまざまな種類があり、補償されるかどうかは原因と理由に大きく左右される
  • 地震保険に加入するだけでは、家財道具の補償まではできないので、家財保険特約も加入する
  • 規約に違反すると別に損害賠償を請求されることもあるので、保険を見直す前に規約違反をしていないか確認する

このページで紹介してきたように、保険もさまざまな種類があります。保険内容や補償範囲が理解できず、どの保険に加入すればいいか迷うかもしれません。しかしながら、災害が多発しているこの日本で、地震保険に未加入なのは、非常に不安な状態です。迷っったときは一括見積もりを取ってみることをおすすめします。

一括見積もりサービスは、複数の火災保険会社の見積もりを比較できる、いわゆる「相見積もりサービス」。保険料がお得になるだけでなく、補償範囲を見直すこともできます。見積もりは無料で取得できますので、ぜひ活用してみてください。

自宅をしっかり補償してくれる災害保険に加入済みですか?

ご自宅に何か被害があった場合、約に立つのが「保険」です。災害後、生活はずっと続いていきます。現在の保険は、きちんと補償してくれる保険でしょうか?

もし、現在「地震保険に未加入」「保険の見直しをしようと考えている」のであれば、保険の見積もりサイトをおすすめします。保険一括見積もりサイトは、大手からネット型保険まで、多数の保険商品を比較検討できるウェブサービス。提携保険会社が多ければ、「補償範囲が広い」「月々の保険料を安くしたい」など、ご家庭に合った保険を選ぶことができます。

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